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Friday, September 25, 2009

バーゼル中央駅:Basel main train station


ヨーロッパでの鉄道の旅は格別です。近年は、いわゆる空のタクシーなどと呼ばれている格安航空会社などが優勢になってきてはいるものの、やはり、鉄道は昔ならではの旅の手段です。だから、駅には、大きな都市か小さな村に関わらず、そのコミュニティーの中心になっている感があります。

Rail traveling in Europe is special. Although in recent years, so-called air taxis or discount airlines are changing the scenes, traditionally people traveled around the continent in trains. And so the train stations have some air of the hub in the city, town, or village.


その感じは、時間に忠実で清潔な鉄道を国民的に誇っているスイスで特に顕著かもしれません。

This might be particularly true in Switzerland, where the people take a huge pride in their punctual and clean rail system.


これは、バーゼル駅の一部(古い箇所です)の写真です。派手でないけどちょっとアールヌボーで、きれいな木目の屋根がついています。

Here are some pictures from the Basel station - particularly the old bits of it. I like the understated decoration and beautiful wooden beams.


ちなみに、バーセルには大きな駅が2つあります。ドイツ、スイス、フランスの国境にまたがる街なので、ドイツ領にひとつと、スイスとフランス領にひとつ。写真は、後者の方の物です。

By the way, there are two 'main' train stations in Basel. The city lies on the borders between Switzerland, Germany, and France. One is located in the German area, and another is shared by the Swiss and French quarters. The pics were taken from the latter.

Thursday, May 21, 2009

アアルトハウス:Aalto house (2)

このポストでは、アアルトハウスの住処の方を。

In this post, I will show pictures of the private part of the Aalto house.


これは、仕事場のからプライベートの方をみた視界。境界には大きな引き戸(壁に見えるような)があり、きちんと住み分けられていたようです。手前にあるのが居間で、奥に見えているのがダイニング ルーム。

This view is from the office space to the rest of the house. A heavy sliding door was shut all the time between the two quarters of the house. The living room in the front, and the dining room on the back.


反対側から見た居間。アアルト夫妻のデザインした家具がたくさんありますねえ。アームチェアーに、テーブルに、...いまでもアルテックで見つける事が出来ます。

The living room from the other end. Most furniture was designed by him and his wife. The arm chair, the table, ... you can still find in Artek.


なんとなく日本風な雰囲気が漂っていました。木目がおおいし、シンプルで直線的なフォルム、そして壁一面に広がる大きなウィンドウ。それからこれは...簾?ですよね?このすてきな窓際暖房のうえに置かれたプランテーション ボックスは、アイノさんのアイデアだったとか。

I felt a bit of Japanese feel in the house. Lots of simple, straight lines, wood, and big windows... And these window shades look so much like SUDARE, the traditional Japanese kind! Well. The plantation box on the radiators was a wonderful idea by Aino.


グランド ピアノは、最初の奥さん、アイノさんのものだったそうです。彼女の写真が上に飾られていました。二人はプライベートでもデザインでも、この上なく息があったすてきなカップルだったようですが、悲しい事に彼女は早くに亡くなってしまいました。残されたアアルトは、同じく公私で好パートナーとなる後妻を見つける事になります。一度愛せた人は二度愛せる、というのは本当ですね。

The grand piano belonged to his first wife Aino, whose picture is on it. She and Aalto had a legendary romance, it sounds, but sadly she passed away young. Aalto did find another love of his life, who also turned out to be a very talented designer and architecture. It is true - if you can love once, you can love twice!


これは、ダイニング。壁に入っているカップボードはこちら側からも向こう側からも出し入れ可能。テーブルは、2倍の広さになります。

This is the dining room. The built in cupboard is the wall between this room and another (pantry). The table is expandable.


二階のベッドルーム。当時としてはとても珍しかったウォーク イン クローゼットがあります。なんと、天窓付き!

This is the bedroom on the second floor. There was a walk-in closet (very rare back then) with the ceiling window!

Tuesday, May 19, 2009

アアルトハウス:Aalto house (1)

今回のヘルシンキ行きでは、アアルト三昧を楽しみました。彼のデザインしたフィンランディア ホールで聞いたヘルシンキ交響楽団の演奏は、シチュエーションだけでもう感激ものでしたし、アルテックの本店で家具を試すのも、感慨十分。

This trip to Helsinki was all about Aalto. The father of Finnish design is definitely one of my favorite designers of all time. I went to a Helsinki-Philharmony concert at the Finlandia Hall, which was designed by Aalto, of course, and I was completely swept away (beautiful trumpet and piano concerto, wonderfully comfortable chair...!!). I also enjoyed spending some time at the world headquarter of Artek, the company he and his wife established.

でも、やっぱり一番は彼の家です。訪ねていくとその日はとてもすいていたので、独占ツアーをしてもらいました。彼がまだ若くて駆け出しの頃、当時はまだヘルシンキの果てにあたる場所で、安く一戸建てを造ろうといろんな工夫がされたとか。万人の手に届く暮らしをデザインする、そのモットーとスタイルの実験であり、見本であり、集大成でもあったこの家で、彼は人生の大半を過ごしました。二人の愛妻を得て、充実した人生だったようです。

But the highlight was the visit to his house! I was the only visitor for the hour, so they gave me a private tour and afterward let me explore on my own. (Yes!) He made the house when he was still a young and start-up architect in an area, which was considered a far end of the city (at that time), on a very tight budget. This house was his experiment, showcase, and grand collection of his motto to create something everyone can afford. He loved the place dearly and spent most of his life there, together with two much loved wives. It was a full life - you can feel it there in his house.

このポストは、スタジオ/仕事場部分を紹介します。

In this post, I will post photos of the office/studio part of the house.


アアルトはこのコーナーがお気に入りだった、とか。彼の机は、事務所用のへやでなくずっとこちらに置かれていたらしい。

Aalto liked this corner of the house. His desk was permanently placed here - not in the office room!



弟子たちの机。飾ってあるのはアアルトの描いた絵。上の階は、一番の若手が鉛筆削りからはじめた場所らしい。(笑)

Desks of his workers. The pictures were painted by Aalto. The upper floor was for the newbies. They had to start there by sharpening hundreds of pencils a day. (laugh)


ここは、アアルトのオフィスになるはずだった部屋。代わりに、妻でパートナーだったアイノさんが愛用していたらしい。

This room was supposed to be his office, but he didn't like it, apparently. Instead, his wife and fellow designer Aino used it.


この扉は、隠れとびら。忙しすぎて逃げ出したいときはここからするりと二階のバルコニーに隠れ出たらしいです。

This is a secret door to the 2nd floor of the house. When he was too busy or overwhelmed, he would sneak out of the work place from this door to the balcony.


いろんな破片のコレクション。家を建てるときに出てきた物や、各国への旅行で拾ってきた物、など。

A collection of bits and pieces. Some were dug up during construction of the house, and others were taken up on trips to all over the world.

Friday, February 20, 2009

旅行地図 : Travel map


すてきなアイデアです。ジェニファーさんとやらが彼へのプレゼントに、アメリカの地図を刺繍した物に、一緒に行った旅行のルートを糸で記しました。毎年違う色の糸で旅行先を繋げていくつもりとか。

元の記事は、Apartment Therapy にあったこちらです。


This is such a great idea. One girl (her name is Jennifer) made this for her boyfriend as a gift. She made an embroider of the US map, on which she marked all the cities they visited together. Every year they will add new routes with threads of different colors. Pretty original!

For original article and instruction on how to make it, go to this page in Apartment Therapy.

Sunday, February 8, 2009

アンネ フランクの家


アムステルダムにはいろいろな美術館、博物館があり、そのいくつかを訪ねて報告しましたが、一番見逃してほしくないのはアンネフランクの家です。

フランク一家が暮らしていた隠れ家が、博物館としてその歴史を伝えるべく公開されています。父親の会社(ジャムを作る会社だったようです)の建物の屋根裏に作られた、隠れアパート。絶対に開けられない窓の暗幕や、下で働く人に見つからないように、音を立てずに暮らす営業時間。どんどん増えていく隠れ家の住民。思春期の感情性が豊かなアンネは、そんな生活を独自の視線から書き留めます。その日記は、ナチスの強制所生活を唯一生き延びた父親の手元に届けられ、その後出版されて多くの人に読まれる訳です。

アンネの日記を読んだ彼女の父親は、そこに記された観察力や大人びた考えに驚いたそうです。「あの子がこんな事を考えていたなんて、まったく知らなかった。」と、語る父親の映像に、ああ、そういうもんだよなあ、と納得してしまいました。アンネはお父さんっ子だったそうですが、どんなに仲良く、どんなに近くで暮らしていても、家族ですら一人の人間を本当に理解していることはほとんどないのだと思います。だから、この日記はとても個人的なレベルで、アンネという人間を表現し伝えていく事になったのですね。

アンネたちが暮らしていた部屋に立っていると、それまで聞いただけではいまいち曖昧だった何かが体中で実感できました。適切に思えなかったので、内部の写真はありません。皆さんがそれぞれあの感覚を体験してくれる事を願いつつ...

For more information: Anne Frank’s House

Saturday, February 7, 2009

ゴッホ美術館


アムステルダムは芸術広場にある、ゴッホ美術館。その名の通り、Vincent Van Gogh (フィンセント ファン ホッホ と発音するそうです) の作品を、生涯にそって展示しています。オランダ生まれですが、主にフランスで活動しました。くねった曲線の燃え上がるような木々やひまわりは余りにも有名です。


個人的には、ゴッホの絵はあまり好きではありませんでした。彼の苦悩と言うか激しさが、作品の絵の具を上回って主張してくる様に感じていました。もちろん、それこそが個性なのだろうけれど...でも、今回百点を上回る作品を一気に見てみると、その圧迫感が逆に薄れました。不思議なものですが、一人のアーティストの代表作のみの印象と全体の印象は異なる事が多く、私は断然全体像のほうが面白いと思います。(だから、個展は楽しいですね。)ゴッホの場合、実は優しい絵も多かったことがわかりました。


驚いたのは、その人生の波瀾万丈ぶりです。美術商や牧師など(!)の職業を経て、27歳で突然画家になる事を決意して、絵を習い始めます。(本当にそんなにいきなりな決断だったのかは疑問ですが、解説にはそのように書かれていました。絵をやった事がないのに画家として生きていく、と決めるのはかなりの勇気と言うか...)そしてわずか37歳で死ぬまでの10年間、精力的に制作に励みました。それでも、生前に売れた絵は一点のみだったとか。


彼はとても激しい性格で、ほとんどの人とけんか別れしていたようです。精神を患い、耳を切り落としたりしたこともあるので、銃にうたれた姿で見つかった時、自殺だと判定があったようですが、どうも自殺にしては不自然な死に方だったらしく、他殺の可能性も大とか。

Tuesday, January 13, 2009

アムステルダム国立美術館

今回のアムステルダム行きは美術館巡りが目的だったのですが、それというのも私オランダ絵画がとても好きなのです。現代美術以前のイギリスやフランスの絵画は、貴族階級や政治家、宗教家、何らかのステイタスがあるモデルがすましてポーズをとっている絵が多いのですが、オランダからのものでは一般市民が普通に笑っている(にんまり、といった感じで)。家事や農作業など忙しく働いている場面もよくあります。そういうテーマの方が、思いを馳せやすいのは私だけでしょうか?


そこで行ってきました、アムステルダム国立美術館。ゴッホ ミュージアム、現代美術館、そしてコンサート ホールが一堂に集まっている芸術広場の真ん中にあります。絵画の他にも、昨今元気のいいダッチ デザインも観たかったのですが、改装中でそちら半分は閉まっていました。残念です。何でももう何年も改装中らしいです。

でも、開いている一部の常設展だけでも見応えは十分でした。やっぱりね、期待通りです。大きな教会の中を描いた絵がいくつかあったのですが、メインは尊厳な僧侶などではなく、彫刻家が頑張って像を設置している所だったりします。(笑)評判通りの迫力のレンブラントの”夜警”もあったけど、個人的には、フェルメールがいつまでも後を引く美術館でした。


ヨハネス 又は ヤン フェルメールは、白と青の焼き物で知られたデルフトという街で活躍した17世紀の画家です。凝り性で、遠近法などに気を使ってゆっくりと一枚一枚丁寧に描いたそうです。光の捉え方も見事らしいのですが、色の出し方もよく研究したようです。高価な絵の具(ラピスラズリなど)もかまわずにふんだんに使い借金に陥った、というのは大げさな話だと思いますが、確かにびっくりするほど鮮やかなのです。時代を考えると特に、あんな色を出した人は他にはいなかったのではないでしょうか。彼の”牛乳を注ぐ女”や近所を描いた”小路”を観たのですが、その色使いは弾けるように新鮮でした。かなりの間見とれていたように思います。牛乳の注がれる音が聞こえてきそうなくらい、存在感があるのです。(笑)


フェルメールと言えば、「真珠の耳飾りの少女」がよく知られています。同名の小説は、フェルメールの人生をベースに、絵心がある架空の召使いの女の子が彼に感化されながら大人になる、なかなか素敵なお話です。映画化もされてましたね、コリン ファースとスカーレット ヨハンソン主演で(個人的には本の方がお勧めです)。この絵、私はニューヨークのメトロポリタン美術館でみたような気がするのですが、ハーグの美術館所蔵らしいです。あれ??


そうそう、フェルメール以外で印象に強く残っているのは、ドール ハウスです。おもちゃじゃないです、あそこまでいくと。いくつも部屋があるお屋敷(かなり大きいです)が、細部まできれいに再現されています。洗濯部屋まであったりして、さすが、民衆美術の国!(笑)そんな、さりげない生活感がたまらない美術館です。

Saturday, January 3, 2009

アムステルダムのボートハウス


年末にひょっこりとアムステルダムまで行ってきました。たったの三日間だったけれど、お目当ての美術館巡りと散策はしっかり楽しみました。活気があって都会なのに、つんつんしてない。とてもなじみやすい街でした。これから追々レポートしていきたいと思います。

第一弾は、ボートハウス。街中にのびている運河には住居用の船が浮かんでいます。ドッキング料(年間10万円ぐらい?)を払ったら、特別な電線や下水網が使えるらしい。ゆったりサイズのボートたちには、たくさんの緑がのっていたりして(屋根が芝生の家もあり!)、住人が暮らしを楽しんでいる様がよく出ています。


すっかりボートハウスに魅了された私は、その中がみられるミュージアムに行ってきました。アンネフランクの家の側にあります。キッチンも、居間も、子供部屋もあって、天井はちょっと低いけど、中は思ったより広々としてました。オリジナルな生活この上なし。売り出し中のボートの情報もあったりして、訪問者はわいわいと水上の生活を想像して楽しんでいました。