Tuesday, January 20, 2009

アメリカで過ごしたかった日:a day I wanted to be in the US

数年前まで、10年以上アメリカ合衆国に住んでいました。アメリカが好きでアメリカ人になりたくて渡米した訳ではなく、でも10代からどっぷりとアメリカ社会に浸かって暮らしていました。
外国人として暮らすのは不思議な国です。誰でも受け入れるという建前と、異邦人(直訳してみました。エイリアンなのです、正式な呼び名は。)への懐疑心と排斥感あふれる本音と。建前でがんじがらめであたりさわりないかと思えば、時にはいやらしいほどストレート。そういう面が、住めば住むほど目につくようになりました。偽善と傲慢に感じた事もありました。それは、9/11後の外国人にはちょっと辛かった時期だった事も大きいと思います。
だから、今回の大統領選挙の結果には救われたものがあります。人種差別と性差別は、アメリカの建前と本音が最も歪んでいる面に見えてました。アフリカ移民二世の、ミドルネームがフセインな、黒人に分類される候補者が選ばれたとき、ああ、アメリカは、虚像ばかり掲げているのではないのだと、少しだけ証明されたような気がしたのです。


今はヨーロッパに住んでいて、アメリカが恋しい事はそんなにはないのですが、あの11月4日は、彼の地でその臨場感に浸りたかったです。そして、選ばれた新大統領着任の今日も、直に体験してみたかったです。これから先どういう方向に展開するにしても、この瞬間の価値は変わらないです。
この大統領選は、インターネット戦略が盛んでした。趣向を凝らしたサイトがたくさんありましたね。特にこのページはお気に入りでした。選挙が進むにつれて、答えがかわるのです。"Is Obama President?" 11月3日の答えは、"Almost." もちろん今日は、"Yes."

To visit the webpage, click here: http://isobamapresident.com/

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